ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(TOD、ゾンビ打)

2021年8月26日

前置き

ゲームセンターに一際目を引く筐体があった。
大きなモニター、横長の椅子、2組の白いキーボード。
The Typing of The Dead、通称TOD。
そこそこ遊んだのを思い出す。
『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2(通称HOD2)』というアーケード用ガンシューティングが原作のタイピングゲームである。
漫画「ハイスコアガール DASH」2巻でも登場する。

少し時間を置いて家庭用として発売された。
2000(無印)・2003・2004・価格改定(廉価)版・10周年記念版・タイピングラリアット・みんなの就職活動日記・EX・ダウンロード版・etc…
色々なバージョンが発売されているが、ストーリーは全て同じ。
出題文章が入れ替えられていたり、特殊なゲームモードで遊べたりするなどの違いがある。

価格改定(廉価)版・10周年記念版・ダウンロード版は、2004版からBattle mode,VS Expert mode,Networkを削除したもの。
EX版は、みんなの就職活動日記版から就活モードを削除したもの。お笑い芸人「ねづっち」による就活なぞかけは収録されたままになっている。

TOD2はHOD3ベースのタイピングゲーム。
こちらは、文章が間違っている・出題文章数が少ない・読込が多い・同じワードが頻出する・英語キーボード対応と書いてあるのに未対応などの問題点を抱えている。

ダウンロード版は楽天・Vector・DMMなどで販売されていたが、2018年頃に販売終了した模様。
今ではオークション・中古屋さん巡りしか入手方法が無い?

ヤクオフ検索結果

ゲームのインストールについて

このゲームは、Windows10では様々な理由により起動しない。
起動するように少々手を加える必要がある。

また、ゲームの起動時(CDチェック時)に「SafeCast」という訴訟問題にもなった悪質なセキュリティプログラムが自動的にインストールされてしまう問題がある。
これはCDチェックやコピー防止に使われるもので、個人情報の送信などは行われず、複写防護措置の機能を持った標準的な暗号化プログラムなので問題無さそうに思える。
しかし、ユーザの承諾無しにシステムの奥深くに入り込む上に『知らないプログラムが入っている』と思って削除するとゲームが動かなくなる。
ゲームをアンインストールしても残ったまま。手動で削除しても復活するし、ウイルスソフトなどで除去が行われるとOSの動作に影響を及ぼすとのこと。
「SafeCast」はインストールされないように対策・手順を踏む必要がある。

必要なモノ

「2004」を基本とした説明文だが、適宜読み替えること。
必要な修正パッチを取得しよう。

  1. TOD2004のゲームディスク
  2. 修正パッチ

    ※ TOD2004の修正パッチはVer1.012が最終版だが、その内容は現在では機能しないネットワーク対戦機能のみの修正である。
    適用するとIPアドレスでの対戦が出来なくなる為Ver1.010を推奨。
    ※※ TOD2は、ソフト起動時に最新パッチが自動適用される仕様である。
    しかし既にサポートが終了しているため自動アップデートは行われない。
    修正パッチはVer1.02が最終版だが、サイトでのオフラインパッチファイル公開はするする詐欺で行われなかった。
    サポートセンターへ問い合わせてもVer1.02のパッチファイルを貰うことは出来ない。出来なかった。
    つまりオフラインパッチファイルが存在するVer1.01が最終版ということになる。(?)

  3. SafeDisc2 Cleaner Ver1.2.0(NoCD化パッチ)
  4. Windows XPが動く(仮想)環境
    (環境を用意できない場合は下記リンクより「SD2cleaned.rar」を入手)

インストール手順3.で作成された「SD2cleaned.rar」(TOD2004)
Download

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インストール手順

  1. ゲームディスクを入れる。iso等のイメージファイルを使用する場合はSCSIでマウントする
  2. WinXP・Win10それぞれにインストールし、共に修正パッチを当てる。ゲームの起動はしないこと
  3. 【WinXP】「SafeDisk2 Cleaner.exe」を使い「TOD2004.exe」のセキュリティ(CDチェック)プログラムを除去。「SD2cleaned.exe」が作成される
  4. 「SD2cleaned.exe」を「TOD2004.exe」と名前の変更を行い、Win10のインストールフォルダ内へ入れる(既に存在するTOD2004.exeを上書きする)
  5. 【Win10】「TOD2004.exe」を右クリックしてプロパティを開き、互換性タブの「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを付けて「Windows 7」に変更し、適用
  6. 【Win10】「TOD2004.exe」を実行し、ゲーム起動

めちゃくちゃ音がデカいので注意。
オプションに音量のメニューは無いので、PCの音量ミキサーで調節しよう。

「SafeCast」をインストールしてしまった場合は?

この悪質なセキュリティプログラムはNoCD化パッチを当てていないTOD2004.exeが実行されている時のみ作動する。
「SafeCast」がインストールされていてもNoCD化パッチを当てたTOD2004.exeを使っている限り動作はしないので特に問題は無い、が…
気になる場合は以下の手順を行い、環境を綺麗にしよう。

  1. 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」から『Cda Product Service – shared component』をアンインストール
  2. 「ファイル名を指定して実行」→「regedit」と入力しOK→HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE配下にある『C-Dilla』フォルダを削除
  3. PC再起動
  4. NoCD化パッチを当てたTOD2004.exeを起動
  5. 「タスクマネージャ」→プロセス内に『CDAC11BA.EXE』が無いことを確認
  6. 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」に『Cda Product Service – shared component』が無いことを確認
  7. 復活している場合は手順1.からリトライ

「Password Entry」について

「○○をクリア」など何らかの条件を満たすことでパスワードが入手出来る。
パスワードを入力することで新たなメニューが出現したりコンテンツが追加されたりする。
『○○モードが解放された!』などの通知は一切出ない。
バージョンによって効果が違ったりするので、とりあえず入力して確認してみよう。

パスワード効果
WORDBOX全モードで入力文字数が多くなる
ゲームを再起動するまで効果が持続
TORAMANOptionsで「Life ×5」が選択可能になる
AABRQGY
SSNTWHU
DEBTINU
Optionsで「Continue ×9」が選択可能になる
NJYUUDO
POQRTJC
Optionsで「Continue Free Play」が選択可能になる
DKRORCROptionsで「Life ×5」「Continue ×9・Free Play」が選択可能になる
TMTSINOArcade mode・Original modeで「CHAPTER 6」が選択可能になる
DOAKSIM
STKZJGH
BBCDTBC
GYROBBB
ESNRADS
MKTKMHC
「VS CPU mode」が選択可能になる
QCOYXXY「Drill mode」で全ドリルが選択可能になる
SCOKXBN「Boss mode」で全ボスが選択可能かつ全てクリアした状態になる
VJSICDO「VS CPU mode」が選択可能かつ全キャラに全面勝利した状態になる
CNAWEIA
KIKMAHP
・「Original mode」でコインを30個集めた状態になる
・「VS CPU mode」が選択可能かつ全キャラに全面勝利した状態になる
・「Boss mode」で全ボスが選択可能かつ全てクリアした状態になる
・「Drill mode」で全ドリルが選択可能になる
・「Tutorial mode」で全レッスンが選択可能になる

なお、一度入力して発現した効果は初期化する以外に取り消す方法が無い。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\SEGA\TOD2004“フォルダにある「user.bin」を削除することで、設定やスコアを含めた全ての状態を初期化することが出来る。
Tod.ini」はグラフィック等の設定ファイル。
過去のWindows OSを利用している場合は"C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\SEGA\TOD2004“フォルダを参照。

プレイ動画の紹介

RTA in Japan 2020 – The Typing of the Dead 2004

RTA in Japan 2020というイベントで行われたTOD2004のプレイ動画。
RTAとはReal Time Attack(リアルタイムアタック)の略で、ゲームスタートからクリアまでの実時間の短さを競うプレイスタイルのこと。